子どもに対して怒りたくなる時、
実は「心配」や「期待」が根っこにあることが多いです。
私は長女が高校2年のときに、あることで強く言ったことがありました。
部活に入っていた長女。
テスト前に早朝に「招集あるけど行きたくないなぁ」「休もうかなぁ」って言い出しました。
私は学生時代運動部でした。
だから「やるなら全力で、やらないなら潔くやめろ」っていう価値観が根っこにありました。
だから言いました。
「やるならやる。やらへんのやったらやめなさい」って。
結局、長女は部活を辞めました。
でも、ただ逃げただけではなくて夏休みからオンライン英会話を始めたり、勉強に本腰を入れるようになったようです。

その時に私はなんで引っかかったんだろうって思いました。別に娘の人生やから娘が好きなようにしたらいいんです。
でもなんで私の中で引っかかったのか…
怒ることだったのか…
何が嫌だったのか…
答えがでました。
気になったことは、「ずるさ」。
私が学生時代もやる気もなく、ただ内申点のためだけに部活を続けている幽霊部員もいました。
そういうずるさって、クセになるんじゃないか。
私は、子どもたちには
「逃げずに踏ん張る大人になってほしい」って思っています。
ただでも、やりたくないことをやってほしいとかではないです。
「方向転換」っていう選択肢もあることを教えたいんですよね。
ずるいって、一見楽なんだけど
「自分に甘くなる第一歩」なんじゃないかと思う。
1回だけのつもりが、2回、3回って
気づいたら「やらない理由を探すのが得意な人」になっていく。
部活をやめた娘は、その分の時間を「自分の将来のために使った」ようです。
高2から理系クラスになったので、勉強がかなり難しく、テストも9割応用問題、1割標準問題みたいな感じになったようです。
そこから一生懸命夏休みやったようです。
それが「逃げ」ではなく「選択」だったこと。
今ではあの時の判断を正解だと思ってると長女は言っていました。
「自分に正直に生きる」ってどういうことか、
親として一緒に考え続けたいなと思っています。
頑張ることだけが美徳と思ってないです。
自分に正直に生きる。好きなことにどんどん挑戦してほしいと思っています。
子育てって本当に正解がないので難しいですけど、子供と一緒に成長していけたらいいなぁと思っています。
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